長い間マイカーを運転し続けていると、時折送風口からの異臭が気になるケースが出てきます。これはカーエアコンのフィルター等にカビが繁殖する事によって発生するカビ臭さがメインであり、この程度が酷い場合、根本的にこれらの風の通り道全てをクリーニングしなけれればなりません。こうした大掛かりな作業は、ガソリンスタンドやタイヤショップ等で行える定期チェックや簡易ケアでは無理なケースもあり、それらは車検時のオーバーホールで解決する事が多いものです。エアコン自体が車の動作に大きな影響を与えるシステムでは無い為、エンジンや足回りと比較すれば、修理やクリーニングに高い費用を取られるケースは非常に少ないものです。ですが車を運転する人間自体のメンタル面に大きな影響を与えるものですので、確実に治した方が良いのは言うまでもありません。ちなみにそれ程異臭がきつく無い場合であれば、フィルター交換程度の簡単な処置で済むものです。
車検などで愛車を預けていると「エアコンから変な臭いがするので、清掃しておきますか」と言われた経験はないでしょうか。面倒だからと「はい」と答える前に、一度持ち帰って確認してみると良いです。別に業者さんを疑えと言っているわけではありません。自分でなんとかできるのなら、やってみた方が安上がりだからです。まず、作動させてみて、鼻を刺すような鋭い感じがしたら、カビかダニの死骸の可能性が高いです。その場合は、一度暖房にして風力を最大にしてみてください。二、三分くらい続けた後、少し風の強さを緩めてからまた一分ほど同様にして確認をします。ホコリや花粉などが、結露などでてきた水分と混ざり合うことで、細菌が繁殖してしまっているのなら、その原因を吹き飛ばし、新たに発生するのを防げるというわけです。もしもこれで効果がなければ、市販のカーエアコン用の洗剤を試してみてるのもオススメです。それでも駄目なら車検をお願いしたところに再び持ち込みましょう。
最終更新日:2021/5/26